1号物件近隣月極借りて車置いたらこうなった(後編)

債務承認弁済契約書

どうも、ウエちゃんです。15回目の投稿となります。

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さて、続編です。前編中編を、まだお読みでない方は先にお読みください。

前回、戦略を立てたところ、請求額が決まったところまではお話しました。

もちろん、ボッタクリ価格で請求しているわけではありません。
故意に車を傷つけられ、その損害をキッチリ直してもらうためには、当然かかってしまう費用です。

見積額はディーラー見積もりですし、レンタカーは大手の見積もりです。
もちろん業者を選べば見積額は安くなるでしょう。
不動産投資家ですから、当然見積もりを安くするための努力の方法は知っています。

ですが、それは自分の責任において、安い見積もりのリスクを取る選択をする場合の話。

例えば台風で屋根が飛んで、火災保険で修理してもらう場合に、
最低限の修繕を便利屋さんに見積もってもらうんですか?ってのと同じ話です。

当然、しっかり保証してくれるしっかりした業者にお願いして、専門の職人さんに施工してもらいますよね?

当然、車の修理ですからディラー経由でやってもらいます。
車を買ったディーラーでの見積もりです。
もちろん車を大事にしています。
中古車ですが、ディーラー3年間保証を付けて買っています。
整備は常にディーラーに持ち込む派です。
洗車はガソリンを入れる度に、スタンドで手洗い洗車を内外お願いしております。
高速で小石跳ねでガラスに小傷が付く度、前面ガラス交換する派です。
当然車内は土禁仕様でございます。
嘘偽りは、バレない範囲でしか付かない派です。
バレた嘘は、証拠の提示がない限り、認めない派です。

お前、洗車なんてほぼしたことなくね?
元からガラスに小石傷付いてたよね?
タイヤ、激安店で買おうとしてなかった?
お前、その車でクリーンセンターに残置運んでるよね?

様々なご指摘には、証拠の提示を求めます。

はい、修理費用902,638円、レンタカー代181,610円、計1,084,248円。

金額については異議なしってことで。

戦略は、ニッコリ満額回収、あるいは6号物件として土地・建物を徴収。二択です。

土地・建物を徴収するのに必要なのは、相続関係の確認。
これには戸籍が必要です。
相続関係の確認のために必要のある戸籍の請求は認められます。
これには債権者であることの証明が必要で、先日の「一筆」がその証拠として有効です。

有効ではありますが、役所の役人は法律家ではないので、あの体裁では難色を示す可能性がある。
出来ればもうちょっと体裁の整った「債権者であることの証拠」が欲しいところ。

債権者であること、債務者が債務の履行を滞ったこと。
この条件を満たせば、道のりは長いものの、土地・建物は頂けます。

この手続きは個人的にはやったことがないので、以後の自身のスキルのために、やっておきたい。

順序としては、支払い督促、少額訴訟、通常訴訟いずれかを起こして判決を取って債務名義化。
その債務名義をもって強制執行ということで土地・建物を差押え。
いわゆる「強制競売」という手続きになります。

競売入札の経験者ならわかると思いますが、通常の競売では事件番号が(ケ)と表示されます。
たまにこの事件番号が(ヌ)と表示されるものがありますが、これが強制競売です。

普通の競売は担保権者がやるものですが、そうでない場合が強制競売です。

担保になど取ってなくとも、判決を取って、執行文を付与してもらって送達証明を付けてもらえば、債務名義という強制執行の権利を獲得できます。

競売にかければ、それなりの額で誰かが買ってくれますので、その売却益で100万程度でしたら余裕で回収出来ます。
1号物件も買値こそ120万ですが、固定資産評価で400万は超えています。競売が一般市場価格より相場が安いとは言え、基本7掛けですし、建物の評価はどんなに古くてもマイナスにはまずなりません。なので今回の請求額を回収できない可能性はほぼないと見ています。仮に誰も入札しなかったとすれば、私が競売スタート価格の8掛けで入札しておけば、物件は私のものです。いずれにしても、そうそう損はしません。

60歳の息子が買った家では恐らくないだろうから、加害者本人のみが債務者であった場合は、家を取り上げるという戦略は取れないわけです。

高齢の母と60歳の息子の二人暮らし。恐らく持ち家と思われる。
このスペックと、被害状況、警察官立ち合いのあの状況から考えれば、真っ先にやっておくべきは、母親の一筆です。
しかもそれを、強要という言い訳をさせない形で。
警察官が書かせてくれたわけですから、何の不備もありません。

ただ対外的な印象ですよね。あの汚い字で書かれた紙っぺらを第三者がどう感じるか。
法廷に持ち込めば、間違いなく有効です。最悪、警察官を証人申請すれば完璧です。

そうでない場合にも完璧なものにしておきたい。
そこで交渉の場に用意したのがこれです。

債務承認弁済契約書

うん。我ながらいい出来だ。
しかも良心的!

何と改正民法に合わせて利息は年3%!遅延利率は14.6%!
どの法に照らし合わせても文句の付けようがない合法かつ良心的な設定!

こんな条件で和解している債権者が、悪質な債権者のわけがない!!

さぁこれを3枚準備して、いざ。

私「先日の車の傷の件でお邪魔しました。息子さんいらっしゃいますか?」

母「私が聞きます。」

私「息子さんと話したいんですけど。」

母「私が聞きます!」

私「そうですか。じゃあ仕方ないです。」

母「いくらお支払いすれば?」

私「1,084,248円です。これが見積書です。」

母「100万!?」

私「いえ。1,084,248円です。」

母「そんなの払えるわけない!」

私「でも傷が深いのでガラス替えるしかないらしいです。ご丁寧に全部のガラス傷つけてらっしゃるんで。」

母「はぁ・・・。」

私「ボッタクリの見積もりではないです。これトヨタですし、何なら電話で問い合わせてください。」

母「はぁ・・・。」

私「全部一遍にって難しいと思うんで、月々でもいいですよ。そのつもりで和解書用意してきました。」

母「はぁ・・・。」

私「月々いくらずつなら返せますか?年金ですか?2か月に1回のほうがいいですか?15日にしますか?」

母「払えん。」

私「え?」

母「こんなもん払えん!」

私「そうですか・・・。じゃあわかりました。分割合意がなかった以上、一括請求になるんで裁判所通しますね。」

母「裁判所なんか通したって、ないもんは払えん!」

私「ですよね~。そう思って土地・建物の謄本取っといたんですけど、抵当なしですね!ほら♪」

母「勝手にそんなもん取って!」

私「いや普通に誰でも見れるんですよ。登記されてる情報は。これご主人ですか?」

母「・・・・・・。」

私「無理言うつもりないんで、分割でいいんですよ。」

母「・・・・・・。」

私「ただし、滞ったら、アウトですけど・・・。」

母「・・・払います。」

私「もちろん払って頂きますけど、いくらずついけます?」

母「これ、数えて。」

私「え、200万ありますよ、これ。」

母「数えて、いる分だけ取って!」

まいどあり~。

かわいそうなので、端数カットしてあげました。

108万、頂きました。

母「あんた!次やったらもうないよ!」

息子「あい、すいません。」

大丈夫、大丈夫。まだ家がありまっせ。

まだ引き続き、あそこ車置くので、また是非是非・・・御贔屓に。

これで地域に平和が訪れました。私の目的はこれで達することが出来ました。

え?お金?いやもちろん頂きましたけれども、それが目的では御座いません。
地域の平和のため、心を鬼にして頑張ったのです。です、です!ですよ?

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ありがとね~。

「ゆっくり萬田銀次郎」でした。

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